主にシムズシリーズのスクリーンショットの載せていきます。
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Akei Simotuki
性別:
女性
自己紹介:
Sims2、Sims3をプレイ中。現在Sims4もはじめようかと情報収集中。
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今日は普段通り一人で帰宅だ。
帰ると持ち帰った宿題を目に付く場所へ放置してまずは汚れた皿を片付ける。
たまに母さんが居てくれたなら、いつでもきれいに片付いた家で自分が家事をする必要もなく、適当に宿題をこなしながら友達と楽しく遊び歩いていられたかも思ったりもするが、残念ながら 物心付いたときにはすでに母親はいなくて禄に顔も覚えていない。
けれど今の父さんの生活を見るに、母親はとてもできた人だったと思う。
だって、本当に父さんは絵を描くことしかできないもんな。
おれが家事を覚え、料理をし始めるまではすべてが他人まかせだった。
料理をすれば火事になり、皿を片付ければ高確率で割り、トイレやシャワーを掃除すれば詰まらせ、水が噴出してとまらなくなる。それがウチの父さんだ。
それは昔から変わらないそうで、母さんからはけっしてなにもするなと言い含められていたらしい。だから父さんは、つい最近まで掃除にはメイドを雇い入れ、食事はすべて出前でまかなっていた。
まだまだ駆け出しの画家だった父さんは、そのお陰でみるみる貯金を切り崩していき、現在のジリ貧状態に陥った。貯金が底を尽きて何もかもを失う前におれが家事を覚えられて本当に良かったよ。
皿を片付けながらしみじみと昔を振り返っていたら、2階から物音がしてきた。
作業が一段落したのかもしれない。
絵はまだまだ完成には程遠いようだが、腹が減ったらしい。
テーブルの上には朝自分が放置して行った一食分しかなかったから、父さんは朝飯も食べずに描き始めたようだ。
時刻は昼も過ぎ、すでにおやつの時間だ。腹もとっくに限界だろう。
おなかが減ったと、力なくつぶやく声を拾いながら急いで食事を作り始める。
夕食にはまだまだ早すぎて自分は食欲なんてないけど、一食分だけ作るよりもまとめて作ったほうが食費は抑えられるから、残りは冷蔵庫に保管だ。
父さんが食事を食べる間にいつものように2階へと上がり、部屋の様子を確認する。
と、びちょびちょと水音がし続けてるではないか!
いそいで駆け込んで行けば今度はシャワーが壊れてた…。
工具を取り出してすぐさま修理に取り掛かる。
父さんがやるといつまでも直らずに、しまいには水がさらに噴出して全身水浸しになって出てくるので、父さんには手出しせずに放置して置くように言ってある。
町には修理を専門に請け負ってくれる人もいるが当然ながら費用がかかる。
だから費用節約のためにもおれがやったほうが安上がりだ。
いつ購入したのかわからない修繕入門書を参考に、かなり時間をかけながらもなんとか修理を終えた。うん、すこしコツがわかってきたぞ。次に父さんが壊したときには、もっと早く直せるだろう。
床もきれいに拭き終え、ついでにトイレも掃除する。
いつの間にか窓の外はすっかり真っ暗だ。
シャワーの修理に時間がとられたとはいえ、ちょっと残念な気分だ。
屈んだ姿勢で腰が痛くなりながら掃除も終えて出てきたら、また父さんは2階に皿を持ち込んで食事をしたらしく食器が残っている。
そしていつから起きてたのかしらないが、父さんはもう寝たらしい。
シャワー修理にどれだけ時間をかけたかわからないが、もっと早く終えられるよう努力しようとひそかに誓う。限りある若い時間をこれ以上無駄に費やしてなるものか!
階下に下りて放置したままの宿題を眼にしてさらにがっかりした。
あれほど生活能力のない父親だが、一人でやるよりも父さんに手伝ってもらったほうがよほど早く終えられるのだ。
なのにシャワーにかかりきりになってる間に父さんはダウンしてもう夢の中だ。
父一人子一人の父子家庭だが、大学進学は諦めたくないのだ。充実した大学生活のためにも奨学金を少しでも多くもらいたいおれとしては、成績は常に高いレベルでキープしなければならず、宿題は必須。そして少しでもスキルアップのための時間を捻出せねばならない。
今日は修繕のためのスキルアップができたといえるが、もうちょっと順番を考えれば、あるいは途中でいったん手をとめていればもうちょっと他の時間を捻出できたかと思うと悔しい。
そんな反省をしつつ、ベッドにもぐりこんで行った。
帰ると持ち帰った宿題を目に付く場所へ放置してまずは汚れた皿を片付ける。
たまに母さんが居てくれたなら、いつでもきれいに片付いた家で自分が家事をする必要もなく、適当に宿題をこなしながら友達と楽しく遊び歩いていられたかも思ったりもするが、残念ながら 物心付いたときにはすでに母親はいなくて禄に顔も覚えていない。
けれど今の父さんの生活を見るに、母親はとてもできた人だったと思う。
だって、本当に父さんは絵を描くことしかできないもんな。
おれが家事を覚え、料理をし始めるまではすべてが他人まかせだった。
料理をすれば火事になり、皿を片付ければ高確率で割り、トイレやシャワーを掃除すれば詰まらせ、水が噴出してとまらなくなる。それがウチの父さんだ。
それは昔から変わらないそうで、母さんからはけっしてなにもするなと言い含められていたらしい。だから父さんは、つい最近まで掃除にはメイドを雇い入れ、食事はすべて出前でまかなっていた。
まだまだ駆け出しの画家だった父さんは、そのお陰でみるみる貯金を切り崩していき、現在のジリ貧状態に陥った。貯金が底を尽きて何もかもを失う前におれが家事を覚えられて本当に良かったよ。
皿を片付けながらしみじみと昔を振り返っていたら、2階から物音がしてきた。
作業が一段落したのかもしれない。
絵はまだまだ完成には程遠いようだが、腹が減ったらしい。
テーブルの上には朝自分が放置して行った一食分しかなかったから、父さんは朝飯も食べずに描き始めたようだ。
時刻は昼も過ぎ、すでにおやつの時間だ。腹もとっくに限界だろう。
おなかが減ったと、力なくつぶやく声を拾いながら急いで食事を作り始める。
夕食にはまだまだ早すぎて自分は食欲なんてないけど、一食分だけ作るよりもまとめて作ったほうが食費は抑えられるから、残りは冷蔵庫に保管だ。
父さんが食事を食べる間にいつものように2階へと上がり、部屋の様子を確認する。
と、びちょびちょと水音がし続けてるではないか!
いそいで駆け込んで行けば今度はシャワーが壊れてた…。
工具を取り出してすぐさま修理に取り掛かる。
父さんがやるといつまでも直らずに、しまいには水がさらに噴出して全身水浸しになって出てくるので、父さんには手出しせずに放置して置くように言ってある。
町には修理を専門に請け負ってくれる人もいるが当然ながら費用がかかる。
だから費用節約のためにもおれがやったほうが安上がりだ。
いつ購入したのかわからない修繕入門書を参考に、かなり時間をかけながらもなんとか修理を終えた。うん、すこしコツがわかってきたぞ。次に父さんが壊したときには、もっと早く直せるだろう。
床もきれいに拭き終え、ついでにトイレも掃除する。
いつの間にか窓の外はすっかり真っ暗だ。
シャワーの修理に時間がとられたとはいえ、ちょっと残念な気分だ。
屈んだ姿勢で腰が痛くなりながら掃除も終えて出てきたら、また父さんは2階に皿を持ち込んで食事をしたらしく食器が残っている。
そしていつから起きてたのかしらないが、父さんはもう寝たらしい。
シャワー修理にどれだけ時間をかけたかわからないが、もっと早く終えられるよう努力しようとひそかに誓う。限りある若い時間をこれ以上無駄に費やしてなるものか!
階下に下りて放置したままの宿題を眼にしてさらにがっかりした。
あれほど生活能力のない父親だが、一人でやるよりも父さんに手伝ってもらったほうがよほど早く終えられるのだ。
なのにシャワーにかかりきりになってる間に父さんはダウンしてもう夢の中だ。
父一人子一人の父子家庭だが、大学進学は諦めたくないのだ。充実した大学生活のためにも奨学金を少しでも多くもらいたいおれとしては、成績は常に高いレベルでキープしなければならず、宿題は必須。そして少しでもスキルアップのための時間を捻出せねばならない。
今日は修繕のためのスキルアップができたといえるが、もうちょっと順番を考えれば、あるいは途中でいったん手をとめていればもうちょっと他の時間を捻出できたかと思うと悔しい。
そんな反省をしつつ、ベッドにもぐりこんで行った。
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