とある雫の一日 - その２

今日もたっぷり遊んでもらって、お外の小屋で早めに寝た。
お家の中にも寝られるところはあるんだけど、お外で寝る方が好きなんだ。

まだ明るい早いうちから寝たから、早く目が覚めた。
まだ真っ暗になったばかりで、かつみくんは当分起きない。
おなかすいたからごはんを食べようと思ったら、あれ？ ごはんがない・・・。

むむむ。ごはん・・・・・・。 おなか、すいた・・・・・・・・。






















うろうろお家のまわりを食べ物探して歩き回ってみる。

うーん、あんまりおいしそうなにおいじゃないけど、これなら食べられそうかな・・・。
いいや、これ食べちゃえ！

やつあたり半分に食い荒らしてみるけど、あんまりおいしくない。おなかいっぱいにならない・・・。まんぞくできなーい！

おもちゃに咬みついたり庭に穴を掘ったりして気を紛らわせながらかつみくんを待ってるんだけど、起きてこない・・・。
すっかり待ちくたびれてまた不貞寝した。























ごはん・・・・。
ぐすぐすごはんを食べる夢を見ながら不貞寝してたら、珍しくまだ暗いのにかつみくんが出てきたみたい。

ごはん入れが取り上げられてがさごそ音がした後、ザラザラごはんが入れられる音がした。
熟睡には程遠い浅い眠りだったからすぐに耳が反応する。

ごはん！



ようやく満腹になって機嫌が直る。
やっぱり葉っぱだけじゃあものたりないよね。





















食べ終わるのを待っててくれたかつみくんがあちこち撫でてくれた。

ごめんな、しずく。今度からちゃんと忘れないようにするから。

おなかいっぱいになったから、もういいよ。でも今度忘れたらゆるさないから！
それから、お家のまわりの草を食べて荒らしたり、庭に穴をあけたのはおこらないでね！